家の中で太陽に一番近い場所は屋根。(ですよね~)
という事は、屋根は外からの熱を家の中に伝えやすい部分という事になります。
特に、屋根材が金属製や、色が濃い場合は熱を集めやすく、最上階にリビングがある家や吹抜けのある家は熱を感じやすかったりします。
屋根における遮熱対策は、
①塗装
②遮熱機能付き屋根材
③遮熱シート
の3つがあります。
リフォームする場合、一番手頃な方法が、遮熱塗装 (遮熱機能を持った塗料で屋根を塗装) を施す事になるでしょうか。
遮熱塗装をする事により、屋根の表面温度は約15~20℃程さがるそうです。室内では2階のモワッとした空気がなくなった、クーラーの設定温度が以前より上げても冷えるようになった等の変化を感じる事ができると思います。
昨今の夏場の気温上昇は、家の中にいても熱中症対策をしなければならない程で、命に直結する重大な問題となっていますよね。
実は、私には熱い屋根との苦い思い出があります。
昭和の中学生だった私が住んでいた家は、安くて丈夫なトタン屋の家でした。
夏休みのある日、2階の自室に居ると、窓辺をテクテク歩いてる蟻一匹発見。「外に出してあげなくちゃ」と、つまんで窓から1階の屋根の上に置いてあげたのですが、その時、鉄板を亜鉛メッキで覆ったトタン屋根は、夏のギラギラ太陽でとんでもない熱さになっていたようで、なんと蟻さんは…(文字にできない) この屋根が熱い事は薄々感じてはいたものの、こんなにとは…親切でやった事がひどい仕打ちになってしまい、中学生だった私は眠気も吹っ飛ぶ衝撃を受けたものでした。熱い屋根おそるべし。
何の参考にもならない話でしたが、快適で安全な暮らしを確保する対策のひとつとして、屋根の遮熱を考えてみるのはいかがでしょうか。まず屋根の点検を行い、その上で最も適した屋根の遮熱対策をご提案させていただきます。
屋根の形もいろいろ