家物語をお届けする中村建設です。
すっかり春めいてまいりました。花壇の花も元気に咲きほこり、花粉も元気に飛び回り、陽も長くなり、なんとなく心弾む日が増えてきました。
そんな季節に中村建設の創業者(現 会長)中村利男は生を受け、本日3月18日にめでたく満98歳の誕生日を迎えることができました。(当時は花粉症って言葉は無かったでしょうけど)大正~昭和~平成と生き抜き、あと数日で四つ目の時代にも突入です。
誕生日に先立ち先日、妻・息子夫婦・孫たち・ひ孫たち総勢14名が一堂に会し、数え99歳の白寿のお祝いをしました。(実はこのロウソクの火がなかなか消せず…)
足と耳が弱ってしまいましたが、まだまだ顔色もよく食欲もあり、とにかく気力が全く衰えていません。それどころか年々気迫が増しているようにさえ思います。思い通りにできない事はたくさんあるのですが、それでも自分でやろうと必死に取り組む毎日です。ウチの大学生の孫には「100歳になったら人間どうなるかよく見ておけ」と言い、実際その生き様は私にも多くの事を教えてくれています。
「長生きで幸せ」と、よく周りの方にそう言っていただき、確かにその通りなのですが、それでも本人は日々老いとの闘いを強いられます。これからは人生100歳時代と言われていますが、100年を全うする事の困難さも教えてもらいました。
こちらは会長が現役時代に三滝寺様で手がけた六角堂(参拝される方の休憩所)
この六角堂をいかに美しく納得いくものに仕上げるか、遠方まで視察に行ったとの事。(どこまで行ったのか聞きましたが、忘れました)
長年のお客様であり、偶然娘が同級生になり、顔見知りになったママ友は「自分が学生の頃から会長さんには良くしてもらった」と今でも「会長さんに直接頼みたいから事務所に来た時にラインして。そしたら直ぐに電話するから」と言って連絡してくれます。でも残念ながらその電話の声を耳の遠くなった会長が聞くことはできず代理の者が話をすることになるのだけど。でもそんな風に思ってもらえるのが嬉しいなぁ。感謝。感謝。
会長が創業した我が中村建設もこの9月で50周年。会長のように日々一生懸命、気迫に満ちた仕事をしていかなければと思います。
インテリアコーディネーター 中村裕子