子どもの頃、生まれ育った家が平屋だったので、2階建ての家にとても憧れていました。10歳の頃から2階建てに住むようになったけど、今度は中2の時、吹奏楽部の顧問だった音楽の先生が新築した家に遊びに行ってビックリ。ウッド調のワンフロアの吹きぬけた空間に半分だけ2階があって、そこの窓から1階フロアを見下ろせる。1階から数段下がった半地下スペースがざっくり個室っぽくなってる。「かっけー!!(=かっこいい)」昭和50年代には有り得ない衝撃的な家だったのだ。和室無いじゃん!廊下無いじゃん!その広々した1階フロアには奥様が弾くピアノが2台もあって、トロンボーン奏者の先生と、そこでアンサンブルが出来ちゃって、2階の窓からライティングも出来ちゃって。あまりに素敵すぎて、家に階段があるだけで喜んでた私はクラクラさせられてしまったのだ。
バリアフリーが浸透している昨今だけど、やっぱり階段のある空間って絵になる。なんか楽しい。
スキップフロアの家は、家族の気配を感じながら自分だけのスペースで過ごせる。それってなんかいいかも。
パナソニック ミータス スキップフロアの家
https://panasonic.co.jp/es/pasd/house-series/metasu/
インテリアコーディネーター 中村裕子