20世紀を代表する米国の建築家フランク・ロイド・ライト。そのライトが設計した帝国ホテル旧本館(通称ライト館)。1923年の開業レセプション当日にはなんと、関東大震災に見舞われたというライト館。しかしその災難を乗越え、訪れる世界中の旅行者から「東洋の宝石」と称されたそうです。そんなライト館の展示企画展に足を運んでみました。
帝国ホテル本館ロビーの展示スペース
ライト館で使用されていたタイルと大谷石の復元品を用いて作った「光の籠柱」。タリアセン同様に美しい。
ライト館ロビーの一角にあった大谷石の壁にデザインを加えたレリーフ。ライトデザイン特徴的な直線の重なりや幾何学図形が装飾されています。
正面からの模型。青い部分は池。
模型。側面。
セカンドフロアの平面図
照明をほどこした壁面に使われた煉瓦
ライト館で使用されていたテラコッタ
調理場の掛け時計
ライトデザイン 宴会場(孔雀の間)の椅子
やはりライトデザインのカップ&ソーサー コーヒーポット
竣工時の集合写真
こちら3枚は、展示スペースを離れてOLD IMPERIAL BARの入り口。ライト館の面影がそのまま残る場所です。今回は一人だったので躊躇してしまったけど、思い切ってバーの中にも入ればよかったかな。また次の機会には。
ライトの事は決して詳しくない私ですが、そのモダンで浪漫溢れる数々の展示品にすっかり魅了されてしまいました。
このフランク・ロイド・ライト生誕150周年記念展示は、帝国ホテル本館1階正面ロビー特設スペースにて2018年1月中旬頃まで開催されているそうです。
インテリアコーディネーター 中村裕子