先週の東京行きの時、国立代々木競技場第一体育館のシュッとかっこいい姿が無性に見たくなり、足を運んでみました。
前回の東京オリンピック開催時に、丹下健三氏の設計で建設されたこの体育館は、吊り橋のような吊り構造の技術を用いて、2本の支柱から屋根全体が吊り下げられており、日本を代表する名建築のひとつと言われています。
ちょうど夕暮れ時で、夕日に照らされ一段と恰好良かったのですが、、、屋根に何か生えてる!?
ホテル?何の高層ビルだろう?分からないのに意見するのも何なのですが、この体育館の他に類を見ない素晴らしい景観が損なわれてしまったようで、なんだか残念な気持ちになりました。
街並みを創っていくのは様々な事情が絡み合いとても難しいのでしょう。私の暮らす町でも「この場所にこんなビルが建つの?残念」と思うことがあります。建ってしまえばいつの間にやら見慣れてしまうのだけど。でも美しい物は残したいし、周りにも思いやりのある建築をしたい。施工する立場として自戒しようと思います。
追伸 中央のパネルはキムタク氏。この日はコンサート期間中の休演日でした。