実家の母は御年91才。
昨年11月中旬に転倒するまでは(それも同じように2回)杖を突きながら家事をこなし、「時間がかかるのよ」と言いながら自分で着替えもできていました。
しかし転倒してからは、打った箇所の痛みで、起き上がるのも立つのも歩くのも介助が必要になり、さらにその時の恐怖からか体を動かそうとすると力んでしまい介助する家族は相当な力が必要になりヘトヘトに(そして腰痛)。介助する方もされる方も慣れてはいません。
私も助っ人としてしばらく帰省したのですが、その間介助の傍ら「介護しやすい環境づくり」にせっせと励みました。
高齢の母は以前からあまり動かなくても事足りるように、普段座っている場所の近くに色んなものを置いていて、それは生活の知恵なのですが、床にも色々置くので、つまづく可能性が高くなりこれは絶対危ない(何なら私がつまづきそうで)と何度も言っていたのですが、「大丈夫大丈夫」と全然気にせずそのまんま。私もちょっとイラっとしながら避けつつ歩いていました。結果的にも床に置いた物につまずいたのではなく、普通に立っていたら転倒してしまったので、多分筋力の衰えで体を支えられなくなってしまったのでしょう。
とは言え母をこれ以上転ばせてはいけないので、本人の意思確認もせず(捨てたりはしませんが)床に置いてあったものは真っ先に撤去。
<いかに障害物のない動線にするか><効率よく物や服を出し入れできるようにするか>
をテーマに物を動かし整理整頓していく中で、私のインテリアコーディネーターとしての血が騒ぎだし、購入するものは必要最低限にして家に有るものを工夫してできた部屋は我ながらいい環境だわ~(と自己満足)。
ビジュアル的には微妙な所も多々あるのですが、介護する生活の中でまず大事な事は、介護する人の負担の軽減、全員の安全確保。それに尽きるのではないかと今回の経験から実感しました。先ずはそこが整ったら今度は美しいインテリアの中で暮らす工夫を。そんな事を思っていたら、母は間もなく誤嚥性肺炎で入院。私が頑張ってつくった部屋の主は居なくなってしまいました。(病院で存命です)