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インテリアコーディネーター・
中村裕子のブログ

中村ノート

棟上げとは

2025年07月17日

今年の広島は6月に梅雨明けし、その後は猛暑が続く日々です。
建築の現場はお天気の影響を受ける工程もあるので、監督の頭の中には常に天気予報が入っています。「今日これからお天気どうなるの~?」と尋ねればいつでも即答してくれます。

先日、集合住宅の上棟げを行いました。戸建て住宅よりも面積が広いため二日がかり。そして連日の猛暑。熱中症対策をいつも以上にあれこれと考え準備して臨みました。それでも監督の顔は真っ黒に日焼けして、なかなかのハードワークを物語っていましたが、無事に滞りなく終了しました。大工さん達のきびきびした動きには、さすがだなあといつも感心してしまいます。

その棟上げとは、木造建築(在来軸組工法)で柱や梁など骨組みを組んでいき、屋根の一番高い位置に「棟木」を取り付ける事です。それによってその建物の形が明確に現れます。それまで土台のみのほぼ平らな場所に、わずか1~2日の間に、たとえ骨組みとはいえ、家が出現してしまうのは本当にすごい事です。仕上がれば見えなくなってしまう縁の下の力持ちの骨組みですが、美しいなあといつも思っています。

棟上げスタート。材料がどんどん運びこまれます。

柱と梁を組んでいきます。

どこに使う材料なのか印が付いてます

一番上の水平の木材が棟木

真ん中の長い木材の隅木は寄棟屋根ならでは。隅木・棟木につながっているたくさんの木材は垂木。ここに屋根下地を留めていきます。

屋根下地の合板を垂木に打ち付けました

防水シートを張ります

屋根の仕上材(カラーベスト)を載せていきます

このようにして木造の屋根は造られていきます。
これから完成までたくさんの専門的な工事を行っていきます。
完成した屋根、そして全容も紹介していきますので、ぜひ楽しみにしていてください。

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